TOP B型肝炎の概要と集団予防接種等による訴訟
B型肝炎とは、B型肝炎ウイルスに感染してしまい発症するウイルス性肝炎のことです。
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。慢性化した場合は、肝硬変や肝臓癌へ進行することもあります。
過去に、集団予防接種等で、注射器が連続使用されてしまったことで、B型肝炎ウイルスに感染されてしまった方が集団で、国に対して損害賠償を求めて訴訟を起こしました。
平成23年6月に国と原告とが、裁判所の仲介の下で和解協議を進めた結果、基本合意書を締結し、和解が成立し、法に基づいて給付金等が支給されることになりました。
B型肝炎ウイルスが検出された場合、感染原因を突き止める必要があります。
B型肝炎はキャリアの血液や体液などを通して感染します。そのためにセックスで感染したり母子感染したり、さらにはかつて一般的に行われていた集団予防接種で連続使用された注射器などから感染する場合もあります。
そして、もし集団予防接種で連続使用された注射器が原因でB型肝炎に感染したことが証明されれば、国から給付金を受けることができます。
B型肝炎訴訟費用や検査費用など、様々な費用が必要になりますが、その一部は国から支給されますので、それほど負担なく準備を進めていくことができます。
B型肝炎訴訟についてはまずは弁護士にご相談してください。
B型肝炎訴訟についての情報はそういった情報を知る際に非常に役に立つのが専門の弁護団による相談会です。
B型肝炎訴訟の弁護団は北は北海道から南は沖縄まで、全国各地で訴訟や給付金に関する説明会や相談会を頻繁に開催しています。詳細な内容や会場についてはそれぞれの弁護団のホームページに随時掲載されています。
参加に際しては基本的に無料で参加できますし、事前予約は不要であることが多いです。また説明会や無料相談以外にも電話やFAXでの相談を専用ダイヤルで行っている弁護団もあります。
実際に相談したと思った場合は、インターネットなどで自分の住んでいる都道府県を担当する弁護団を把握しておくことが重要です。
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昭和23年から昭和63年までの間、集団予防接種を受けた人の中では、予防接種で使用する注射器を使い回しが原因でB型肝炎に感染してしまった方が、およそ40万人以上いると考えられています。
このことに当てはまる方や、感染者がB型肝炎によって死亡してしまったという遺族の方々、B型肝炎ウイルス感染者である母から二次感染してしまった方は、国を相手にしてB型肝炎訴訟を行うことで、B型肝炎給付金を受け取れますが、これには裁判所側から認定を受けて、国と和解する必要があります。
B型肝炎の感染が疑われる方、発症してない場合でも、対象期間に予防接種を受けている方は確認をしておくと良いでしょう。
B型肝炎給付金を受け取ることができる人は、幼少期の集団予防接種における注射器の使い回しが原因でB型肝炎に感染してしまった人や、その人から母子感染によってB型肝炎に感染してしまった人が対象です。
この給付金は自動的に支給されるものではなく、国に対して裁判所を通じて訴訟を起こす必要があり、国から認定されることではじめて支給されるようです。支給される金額は50万円から3600万円までと、病態に応じて異なります。集団予防接種によってB型肝炎を患っている人は約45万人いるとされていますが、給付金を受け取っている人はその中の1割程度しかいないところが現状のようです。